シャニマスのアイドル全員をCuCoPaにあてはめる遊び。

 こちらでイカすアンケートを実施されてたので。

 一応説明しておくと、CuCoPaとはCute・Cool・Passionそれぞれの略称で、シャニマスとブランドを同じくするアイドルマスターシンデレラガールズで採用されている各アイドルの属性のことである。

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 デレマスは元々はカードゲーム型のソーシャルゲームで。リリース当時に氾濫していたシステムに則り設計された属性だけども、ゲーム的にも、フレーバー的にも便利がいいのか今でも相応の存在感がある。相応の。

 かつては自己申告でP自身の属性を選択し、Pと同属性のアイドルはアイドルぢからにボーナスが入り、しかもゲーム中に変更不可だったのでけっこー大きな要素だった。

 ピンとこないひとは想像してほしい。

 担当と決めたアイドルが自分と違う属性で、その力を存分に発揮させてあげられない苦悩を。
 もしくは自分と同じ属性だからという理由だけで集めてたのにそれらアイドルがどんどん好きになってって自ずから自属性に愛着を抱くようになる感情を。

 そんななので。
「この娘のドコがCoなんだよう……Paでいいじゃないかよう……」「彼女をPaだとかいうヤツは理解が浅い。どうみてもCoだろう」「なんでやカワイイからCuやろ!!!」「可愛くなんてないアイドルなんていないだろうが!!!!」「そうだ!! だからアイドルはみんなCuだ!!!!」「貴様……ッ 貴様のような奴がいるからッッッ!!!」なんて議論が茶飯事だった。私の視界では。
 それら論駁を生きてきた私的には、極私的にだけども三属性にはカワイイ・カッコイイ・ゲンキ、以外の指標があると思ってる。
 そのアイドルが、なぜアイドルを志しているか。
 コレで大まかに分類できると思っている。以下。


 Cute 理想の自分になりたい。
 Cool みたことのない世界がみたい。
 Passion たくさんのひとを元気にしたい。


 という感じでどうだろう。
 デレを知っているひとは適当なアイドルとその属性を思い浮かべて欲しい。だいたいあってない? バーナム効果的なアレなきもしないではないけど。興味や努力の方向がウチに向かうかソトに向かうかみたいな。

 もう少しそれっぽくいえば。

 Cuteは 他者への興味(承認欲求・自己実現
 Coolは 自身への執着(克服・探求・好奇心)
 Passionは 世間への関心(社会接続・利他精神)

 とかかしら。
 個人的な指標ではあるけれどもこれに沿って決めてってみようかなと思います。

 やっと本題。
 以下色々と知った口を叩いていきますが、全コミュに目を通せているわけでもなく各々各々なりの理解度ではあります。今の自分の理解度メモみたいな気分でも書いていきます。
 あ。でもその前に、これ書いたのはこういうやつみたいな自己紹介をしといた方がいいかしら。

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 じゃあいきます。

・櫻木真乃 キュート
・風野灯織 クール
・八宮めぐる パッション

 説明不要。信号機が三属性なのは当たり前。
 実際んとこ、イルミネのキャラ造型段階で意識されてた部分はありそうよね。「普通の自分」に輝きを探す女の子。クールでストイックな努力家。ありあまる元気で周囲まで笑顔にする少女と。その三人。
 そうして思えば、それぞれのキャラ造型の核になったであろう部分にそれぞれキツいアンチテーゼが含まれてるのがいかにもおシャニさんって感じですね。
 そもそも輝きってなんだろうという自問。努力だけでは報われないストイックさの理由。笑顔で周囲を元気にしているのか、周囲を元気にしているから笑顔でいられるのか。等々……。


・月岡恋鐘 キュート(+パッション)

 周囲のひとびとに「恋鐘はかわいいね」「恋鐘はアイドルになれるね」と褒められて愛されて育ち完全に真に受けたまんまここまで生きてきましたーというスゴい娘さんが一度挫折しながらもそれでも「大好きな人々が恋鐘はかわいいと言ってくれているんだから私はかわいいしかわいくあらねばならない」と立ち上がるまでがWING編のお話だと解釈してるのでキュート。
 この解釈であってるかな。

・田中摩美々 クール

 爬虫類(冷血動物)好きなので。いやそれだけじゃないけど。最近は定温動物とか恒温動物とかの分類は使わないらしいし。

 静かな疎外感のなかで生きてきた彼女は、真剣になれるものと、真剣で居続けている人々と出会って居心地の良さを見出す。そして真剣で居続ける限り、きっと自分の居場所はどこにだって見付かると気付き新たな場所を探し続ける。そんなストーリーラインはいかにもクールて分類したくなる。

・白瀬咲耶 キュート(+パッション)

 多勢派が「いやクールやろ」て言いそうな確信があるけども私は「いや少なくともクールではない」と断言したい。もちろんいい意味で。
 いやカッコイイけどさ。
 まちがいなくカッコイイからクールではあるけどさ。それでも白瀬咲耶をCo属性と呼ぶにはあまりにも利他精神の塊すぎてどうしてもそぐわなく感じる。

 私の分類だと、利他精神強めならパッションになるけど。咲耶さんの場合は「他者のためにあれ」という強い自己規範的な理想を感じるんよね。王子様であること。王子様で居続けること。そこが彼女の核に思えるのでキュート判定。
 あと大型犬だし。

・三峰結華 パッション(+キュート)

 迷ッッッッッッッッッッッッッうけど……ええ……迷うけど……。
 迷うんだよなあ……。ああ……うーん……まあ迷う理由の大きなところは単に理解度の低さというか……だってみんな三峰結華を語るときには口にするnotEQUALのコミュみてないし……セレチケで選びはしたけど他のTrue観てからにした方がいいんかなっつって遠巻きにしてて……あとなんか怖いしnotEQUAL……。
 彼女の場合は、その場その場で最適な振る舞いを選ぶようみえるので当の本人の本心がみえづらいところがあって……その敏さをみるとクールに分類したくはなるけど、自分を隠す、時と場合にさらりと自分を二の次にする精神性は私分類だとクールにはしづらくて……でも、自身のテリトリーに拘泥しているさまはクールっぽくも……ぬおお……。

 改めて思うと、私の中にあるクールらしさってワガママなところなんかもな……そういう観点でみても三峰さんはワガママでもありワガママでもなく……うう……おれのなかの上条春菜が「眼鏡なんでクールですよね!」て叫んでる……「いえ、眼鏡でさえあれば属性は常に眼鏡です!」
 ちゃんと理解が進められれば(進めた気になれれば)クールと断言できそうな気もするんだけど……バランサーとしての立ち位置を思って、強いていえば……パッション……かなあ。

・幽谷霧子 キュート

「自分らしくあることを認めてくれた」と、喜ぶ姿がとても印象的だったので。自己実現=キュート枠。 まあいわゆる「きりこが」の世界観をぶっつけられれば誰しもがキュート枠に選ぶと思う。選ぶんじゃないかな。あとエビ天。



・小宮果穂 キュート(+パッション)

 個人的には小宮果穂はガチのヒーローというか、その卵というか。「救世の主」みたいに思ってるところがあって。なんかもう。この、憧れというものを素材に高純度精製された無尽の行動力があれば何でも出来るんじゃねえのとか思う。
 そんな彼女の理想は「世界平和のために戦うヒーロー」なのだから。なれるよもう。きっと。

 そんなで。利他精神だとパッション判定よねと何度も繰り返してるけど、それでも彼女の原動力は「憧憬」なので。無限尊敬力というか。その意味では圧倒的に「自己実現」がアイドル活動の動機になってるので強めにキュート判定。
 あとやっぱレッド(Coはどっちかてとピンクだが)じゃないと。

 小宮果穂は放クラのメンバーを「すごいです!!」と憧憬し、放クラのメンバーはその憧憬に応えるべく理想の姿を志す。その循環。おーるふぉーわんわんふぉーおーる。わんわん。

・園田智代子 キュート(+パッション)

 みんなだいすきちよこせんぱい。
 チョコアイドルとして自己を確立しようとしている姿にちょっと引っ張られすぎかも。まあ個性に悩んだらもうその時点でキュートアイドルの烙印を捺されるんですよ。それはもうどこぞのリボンから引き継がれ続けているアイマスの逃れえぬ伝統みたいなもんですののわ。

・西城樹里 パッション(+クール)

 デレマスの方でも「属性全部盛り」みたいな言われ方をされるアイドルがいるけど(キュートだしクールでもありパッションともいえる的な)、シャニにで言えば彼女がそうなんじゃないか。
 そういうアイドルにはだいたい濃ゆい担当が付くのよね……。
 ということで迷うんだけど。
 WING編のシナリオを追うとクール寄りに思えるんだけど、私的にスゲ印象に残ったシーンを思うととにかく「優しい……! この娘は……優しいッ!」つって涙腺にくるシーンばっかになるのでパッション判定。プレゼントフォーユーの冬優子に声掛けるシーンとか「なんでこのコは……なんでこのコはこんなに他者に優しく出来るの……」つってほろほろきたね。

・杜野凛世 クール(+パッション)

 こういうタイプの不思議ちゃんはだいたいクールやねん。
 嘘。
 WING等のシナリオだと杜野凛世は不思議さんて印象になるけど、サポートイベントやシナリオでみせる杜野凛世の如才ない才媛っぷりはほんとスゴい。

 詳細は語られないなりに、Pへの懸想は悲恋という色調でまとめられている。いずれきたる別れを不可避のもののように感じてるよなその風情は、かえって未来に目を向けているようで、そのまなざしをもってクールに分類したくなる。

・有栖川夏葉 パッション(+クール)

 行動力も財力も体力も知力も兼ね備えた…………情熱的なひと。
 レッスン魔というとクール属性に強く共通する要素なのでかなりクールに選びたいんだけど、それを上回る勢いで情熱が勝るんでそりゃもうどうしてもパッションになるよなって。

 ついでには、彼女の持つ完璧主義は、自己実現や自己の理想というのもあろうけども責任感みたいなものの強くみえる。気がする。なのでその点でもなおパッション。



・大崎甘奈 キュート

 デレマスといえば総選挙ですが。総選挙という言葉でもって人気投票て語句を駆逐した本家のAKBさんがもうやらなくなったんでもはや専売めいた雰囲気もありそげな気もするけど(社会的には某・呼ばれた業界関係者のガチっぷりを鑑賞するのこそ目的ぽくみえるTV番組な気もするが)。

 デレマスといえば総選挙なんだけど。
 そのなかでキュート属性は長年属性上位を「いつもの」と呼ばれがちなメンツで固められてたりする。今までの八年間で八回ともだいたい「いつもの」という圧倒的な壁の厚さを誇ってるんだけど。その由縁を『キュート上位の連中は『かわいい』だけを武器にあの地位まで登り詰めたんだ。理由なんてない。だから、常に、強い』なんて評されてたりするとかしないとか。

 何が言いたいかというと甘奈ちゃんはその「かわいいだけを武器に上位まで登り詰める」素養があるよな的話。
 印象だけだけど。
 まあもちろん、各種諸々シナリオを読めば「かわいいだけ」なんてのは失礼もいいとこで。芽生えた目的意識が熾火のように静かに燃え始めている様には(+クール)とか(+パッション)とかを付けたくなるけども、なんというか、敬意を表するみたいな感情でキュートと選びたい。
 283事務所のアイドルんなかでいちばん「かわいい」に価値を認めてそげなところもあるしな。

・大崎甜花 クール(+キュート)

 新しい世界、ていうとまあクールよね。彼女の場合は居心地のいい寝床にも強い愛着があるけど、だからこそそれの対比で外も眩しくみえる的に捉えてもクールだし、克己心もまた含まれるならクールだ。

 とはいえ。だからっつって、ベッドの外に出て行くことだけを肯定し安易な成長物語にするのではなく、居心地の良い空間もまた大事なものとして、三人の大事なものを大事にし続けるというテーマで描いてくれるからこそのシャニマスさんへの信頼感なわけですが。
 その点でいえば甜花ちゃんが一足先に新しい世界に行っちゃいそげだからこそ甘奈ちゃんの物語がトリガーされるのだし、彼女の構成要素で大事な点だと思えばこそやはりクールで。

・桑山千雪 パッション(+キュート)

 最年長だからクール。
 と言いたいとこだけども。

 桑山千雪さんの根っこにあるのは「大切なものを大切にする」てのがあると思うんよね。桑山さんは密な双子の関係にすんなり入ってったけども、それは溢れる母性とかだけじゃなくて、甘奈の大切にしているもの、甜花の大切にしているもの、二人の大切にしているものをそれぞれ大切に尊重する姿勢があったからこそなのだと思う。

 それに、プロデュース最中でもちょくちょく「みんなを笑顔にできます!」とか「私でも、みんなに元気を与えられるんですね」等の発言が目立つし。個人的Pa判定にいちばんすんなり当てはまります。

 

・芹沢あさひ クール。

 いやもう絶対Co。
 Co以外ありえないでしょ。
 え? 逆に聞くけどCo以外ならどのへんがCoじゃないん?
 Coしか選べないって。てゆかCoじゃないと泣くし。理由? おれがCoPでおれは芹沢あさひ担当だからです。

 まあいいよ。冷静に話し合おうか。ほらそっち、向かいの席空いてるしちょっと座りな。なんか飲む? まあいいか。
 あのさ。あのね。確かに芹沢あさひはカワイイよね。だからって即Cuってのはちょっと待ってほしくてさ。それに情熱的だよね。だからっつって即Paてのは軽率過ぎると思うんよ。彼女目を離せぬ可愛さを放っているかのは何故か、あるいは情熱がどこから来ているかってのを考えてみようよ。な? 常に新しい何かを希求する心、人類を人類たらしめている最も根源的な欲求である好奇心だよね。
 WING編よんだよね?
 感謝祭シナリオよんだよね?
 GRADも済ませたでしょ?
 好奇心を萌芽させることで情熱を発揮し、それが失われることで急激に醒めたりもする。その危うさがまた、な?

 そんでさー。あまりに純粋な好奇心の塊で、その姿を眩しく思えたからこそ惚れたのにさー。あさひがさー。あさひ当人がさー。あさひは言っちゃダメだし気付いちゃいけなかったんだよ「さびしかった」なんてさー。ああー。

 なんの話だっけ。
 まあその。
 私が指標にしているCoっぽさにどばっちり合っているのに加えて、それでもゆっくりと社会性を得ていく様が、純粋さが彫琢され研磨されて行く様が、言ってしまえば「オトナに近付いていく」姿を思わせるあたりもまたCo。
 加えて、自身の世界が強すぎて他者との距離の測り方が苦手なあたりもCoぽいですよねー。ねー?

・黛冬優子 クール(+キュート)

 自己分析の癖が強いコは私のなかではだいぶクール寄りになる。
 もちろん彼女が演じたいのは常にキュートなアイドルであって、であればこそキュート属性と判定したい気持ちもあるけれど、芯ってのは変えられないものだと思うんですよ。
 黛冬優子の場合は、そのクールでさえ務めて演じている部分もあって、その部分も斟酌するならかなりキュート寄りにはなるけど。そのへん思えば自己実現てよりかは克己って方向になりそうな気もするしね。

 あとツンデレは基本Co。

・和泉愛依 クール(+パッション)

 どれだけ怖くても「ステージに立たない」という選択肢そのものがないあたりがCool。
 彼女が何かをするときは大抵「誰かの為」だったりするので、そのへんを思うとPa要素強いよなあとは思うんだけど。
「あさひちゃんと冬優子ちゃんにだって負けるつもりはない」と語るけれど。彼女にとっては、二人に負けないことがステージに立つ資格であるよう解釈している節がある。つまり勝つことが目的ではない。
 ストレイライトが褒められても、「やっぱ二人ともスゴいよねー」なんてナチュラルに自分を除外してたりする。
 うーん。

 話が逸れてきた。
 まあ、興味の矛先が他者・自身・社会のどれだろうかーて点でもどの属性か測れると思うんだけど。その点で、愛依ちゃのアイドルとしてのエピソードは概ね自身への関心が中心になっているので、Co判定にしたいと思う。



・浅倉透 クール

 他にどれを選べ言うねん。

 いやしかし。
 クール以外選びづらいとはいえクールだと断定するのも難しいかも。
 これまでの指標てのは要するに、アイドル活動を通しての興味のベクトルでまとめられるんだけど、透さん、そもそもあんま興味というものを持たないから……。
 今まで使う必要もなかった「なんか、そんな雰囲気」て理由を選びたくなる。

 なんか「雰囲気や世界」を持ってるひとはクールにみられがちで。例えばミステリアスなひととかね。それは、自身への興味や執着の副次品ともいえる。その点でいえば、やたら確固として揺らがないマイペースっぷりは十分にクールっぽいといえるし。ともかくもジャングルジムを登り続けるという選択は克服に近くも感じるし、「みたことのない景色」への興味とも言えそうか。

・樋口円香 クール(+キュート)

 ホーム画面でのコミュをみるに周囲からそう評されがちだし。
 自分自身(のスタイル)への固執て意味では彼女以上の存在はいないだろう。

 これまで散々繰り返してきた「みたことのない景色」てCo基準に関していえば、彼女は強く反しているけれど。「みたことのない景色」てのは未来て形でいえば必ずきてしまう。彼女はそれをとにかく否定する。強く否定するて事はそれだけ、それから目を逸らせずにいるということだ。

・福丸小糸 キュート

 まあ……うん……みんなの小動物こと福丸小糸ちゃん……。
 大丈夫なんかなこのコの心臓……みたいな気分になりますね。

 一説によるとどんな動物でも生涯に打つ心臓の脈拍数は平均化されるらしい。
 ネズミなど短命な動物は早く、ゾウとかカメとかは遅い。
 その点で言うと……小糸ちゃんは……なんていうか、強く生きて……。

 自己実現、変身願望。それら基準でもこのうえなくCu。

・市川雛菜 パッション

 はい。
 ある意味でいちばんえらびづらい。

 これまでの基準は「アイドルをしている理由」から推し量ってたりする。その点でいえば、市川雛菜にはアイドルをしている理由は「特にない」からである。透先輩がしていて面白そうだったから、というのが一応は該当するけど。
 実現したい自己もなく、達成したい目標もなく、パフォーマンスを披露したいオーディエンスもない。「しあわせ~ならそれでいいと思うよ~?」という具体性のない言葉でゆるやかな現状維持を望む。
 アイドルマスターという世界観は、トップアイドルを目指すという命題を至上のものであると、登場人物も、プレイヤーも信じ込むことで成り立っている。そこに「しあわせ~であることがいちばんで、アイドルそのものにはあんまり興味がない~」という存在を投げつけてくるおシャニさんのアクセルの踏み込みっぷりよ。

 それでも雛菜さんは「私がしあわせ~な姿をみて、ファンもしあわせ~になれるなら、すっごくしあわせ~なことよね?」と笑い、「最初のファンであるプロデューサーをしあわせにできたら、きっとアイドルとしても正しいんだ」と解釈し、アイドルとしてステップを踏んでいく。
 その意味では彼女は自分のためと言うよりも他者のためにアイドルを続けている。選ぶならPaだろうか。
 てゆか我ながら市川雛菜をみる目が偏りすぎてると思う我ながら。

・で。

 さてそんなです。  
 なかなか充実感のある思索でしたわね……。
 個人的には、意識してCo偏愛気味に遊んでいたので、「Coアイドルにはこんな面があったりする」てサンプルケースをたくさん抱えている状態なんで「なんでもかんでもCo」て感じに判定して下手すると23人全員Coとか言いだし兼ねない危惧もあったけど。いざ遊んでみるとCuに偏ったかな?

 Cuに偏った理由は。それこそ私の中での「Cuは自己実現」て解釈が強く働いた結果だと思う。何故かっつーと、シャニマスのアイドルはみな、アイドルとは何なのかという問いかけに晒され続けているからだ。彼女たちのなかに強くテーマが内在している。だからこそ我々は彼女らの物語に興味を引かれるのである。
 まあだからっつって、Cu以外に選んだアイドルがテーマを持ってないなんてことはなく、まあ方向性よね。
 うん。
 あ。でもほんとにCuに偏ったかどうか数えてないや。
 数えておこうか。


 全23人中……。
  Cu 8名
  Co 9名
  Pa 6名 


 やっぱCoが多いじゃねえか。