ガルパン最終章第二話公開前夜のどうたらこうたら。

 まあ買ったんだけどさ。
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 はい。極めて個人的でおれしか楽しくない企画であるところのガルパン最終章を観る前の脳みそとみた後の脳みそじゃ決定的な違いが生じるからせっかくだし観る前の脳みそを文字という形で部分的に保存しておこうかな企画こと空振り三振大旋風の第二話分です。
 第一話のときのはこっち。
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 そういう企画なら読み返さないと意味ないよねと、第二話公開を控えた前夜である今に読み返したらば、なんというかなんかただああこのひとほんと角谷杏前会長が大好きなんだな。きーもちわるぅーいという脳汁ばかりが目立ちますね。
 知ってた。

 桃ちゃん先輩が桃ちゃん隊長になることの弊害だけどさ。
 桃ちゃんの指揮により選抜優勝できましたという実績のため、作戦決定権はおおむね彼女に委譲されるんであって。
 そのため、これまでのガルパン通じてさりげにさりげに大切な一言である、杏元会長の「ねー、西住ちゃん(さりげに作戦指揮の決定権を全て西住隊長に委ねている杏元会長の分の弁えっぷりとそこから暗に暗に根深く結びつき合い濃縮されゆく濃厚濃密なあんみほ)」が聴けなくなるんかなと思うと……おれはもうほんと切なくて……。

 まあそんなで……そんなで……改めて……第二話を前に第一話を見返しつつ先の記録を読み返してみると……なんていうか。こう。

「そういえば最終章だったなあ……」

 とか口にだしてもらしてしまいました。
 そういえば最終章だったよな。実家のような安心感というほどではないにせよ。なんかこう。割といつものガルパンでかなりいい意味の安定感で。第一話観覧前にあったあの差し迫った危機感めいた感情が完全に空回りにバットが空を切る空騒ぎだったななんて。

 なんて思うけど。それでも最終章は最終章で、今度公開されるのは最終章の第一話ではなく第二話なのだ。物語の完結と完成へ、そこからもう揺るがせない形へ向けて少しずつ進んでいるのだ。
 なんてことない学校生活でも一日ずつ卒業が近付いているみたいなさ。

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 そうなんよね。
 こうして振り返ると最終章第一話に通底するテーマにやはり「卒業」があるよう感じます。そもそも(あんだけ公開前に引っ張るだけ引っ張った)戦う理由が桃ちゃん先輩の留年阻止であることからも明らかなようにさ。
 劇場版の夏から、秋と、最終章の冬という、僅かだけど短いとも言い切れない季節を経た各キャラクターの成長を細かい場面でほのめかしてある。それこそが、各キャラクター達の行く末をしっかり描いていくことの宣言に思える。
 んん。わざわざ文字に書くとすごく今さらに感じるけど。

 そーなんよねー。
 そうしてみれば桃ちゃんの留年阻止を掲げた今回の戦いも、テーマに相応しく感じられる。言うなれば壮行会。言い換えれば追い出し会。
 これまでのお話で、大洗女子学園への執着は各々のキャラクターがそれぞれに表出させてきたけれど、そのなかでも最も顕著に露わに露見させてたのが桃ちゃんである。要するに桃ちゃんがいちばん大洗女子学園に執着してた。
 物語の完結にともなう「卒業」はその物語に関わる全ての人に降りかかる。
 作中人物はもちろんだし、それを制作するスタッフもそうだし、何よりも視聴者である私らもである。
 私たちでさえ、いずれはガールズ&パンツァーという物語から卒業しなければならない。
 そのへんを思えば、恐らくは第一話初見で誰もが感じた「そぉーんな理由かぁーい」という今回の、大洗女子達の「戦う理由」が腑に落ちてくるところである。

 ……卒業、したくねえなあー。

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 あと個人的な感慨をいえば。
 やっぱり彼女たちは他の誰かの為にしか戦えないんだなあという諦念にもにた微笑ましさとか。
 それまでそんだけ大洗女子が好きなのに喚き立てるくらいしか出来なかった桃ちゃんがついに自立自助の機会を得たのかも知れないなとか。
 大洗女子ってやっぱ初戦敗退するんかもなあとか。

 あり得ると思うんよね。大洗女子初戦敗退。
 いやキミらなんかもう少々なんでもかんでも戦車で解決しようとしすぎじゃん。卒業したら戦車でなんとかするのも概ね通じなくなるんだからここはもう実力で大学受験がんばりな? みたいなお節介気味な道徳観念。
 というよりも、そういうエクスキューズがあるなら奮戦及ばず負けちゃいましたーという展開にしても後腐れがないんじゃないかしらとか。
 あとメタ的にも、大洗女子のゲリラ戦法もまだまだネタ切れには遠いだろうけど、そろそろプラウダvs黒森峰みたいな大正統派同士の対戦だってみてみたいよねとかさ。
 つまり、大洗女子は第二話でいったん退場して、残り三話くらいは各校にフォーカスを移す番外編的なお話で進行させる。各校の今後や新キャラが匂わされてるのもそうした布石に感じると言えば感じなくもない。
 そんで、第六話はこれまでの50分前後の構成をかなぐり捨てて、最終章最終話に相応しい2時間のスケールをとって、「みほさんともう一度戦いたいから」という理由で大洗女子への転校を蹴って以来消息のわからない島田流との再決戦を描く……!
 みたいな予感が。
 まあ私の予感ってだいたいはずれるしな(前回の話で強烈に実証済み)

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 あと九輛目の戦車がマークⅣであることがどれだけ完璧なプロダクトかの話していい?
 どの国のどれが原初の戦車かは諸説あるんだけど、少なくとも戦車が「Tank」と呼ばれる由縁となったのがあの菱形戦車ことマークⅣちゃんで史実初の戦車同士の戦車戦を行った意味でも「最初の戦車」でありその開発経緯はイギリス陸軍でなく海軍が主導で行われてたんよね。その理由は諸々あるらしいけれども当時海軍は蒸気機関の成功によって大質量の操縦に自信があって、そのために「ランドシップ=陸の船」と呼ばれてたわけよ。そう、陸の船。船舶科が乗るにはたいへん相応しいし、予備知識だけど、開発時点だと暗号としてランドシップの連想からかウォーターサーバーと符号されててでもそれだと「W.C.」でトイレのことになるじゃんそれはちょっと勘弁してくれんかってことで「Tank」ってなったらしいよという話とかそうなのよねそもそも蒸気機関が検討されてた通り原初の戦車は内燃機関か外燃機関かから決めなければならなかったわけで、まあそのガルパンの大きな謎の一つだった船舶科がこうしてクローズアップされるのも美しいし、大洗女子はイギリス車両も持ってなかったしな! それがサメさんチームというのも戦車オタなんだか映画オタなんだかわからないところのあるガルパンらしい部分があるよねだってサメよサメ。通信棒を帆として見立てるのもなお素晴らしいアイディアだしどこまでも細かく見事にバチりとハマったピースでさー。そんで菱形戦車が戦車としての歴史のスタート地点であるならその原型を象ったのが対戦相手であるマリーさんの搭乗する、あまりにも画期的な回転砲塔を乗っけて以降歴史上全ての戦車の原型とさえなったルノーFT17なわけよつまり今回の対戦カードは戦車の源流同士の対決でもあるわけよな!! ねえ聞いてる!?

 まあ戦力としてはほんとにな! なんていうの!? 論外!?



 とかまあそんなかな。色々書き漏らしたことがある気がするけど。
 それにしても公開は明日かー。時間がたつのってはやいねー。
 一話から二話までで一年半とかお前全話公開に何年かかるんだよ余命のあるガルパンおじさんにはきついスケジューリングだなとか思いきや加齢により時間の流れが加速しているガルパンおじさんに適した時間配分だったみたいなさ。


 以下は、あらためて第一話をお家で見返した際のおまけメモです。

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あんこうチームエンブレムからカメラが入る。
 これが一度被弾するところまでが劇場版と同じアングル……ん? あれ? 劇場版はダージリンさんの紅茶から入ったよな……でも以前にもなかったっけあんこうマークが被弾するところから入るシーケンス……記憶混ざってる?
 で、もう一度被弾してシュルツェン奥のあんこうさん。
 シリーズ復活を意図してるのか、二度あることは三度あるの暗喩か。

・橋! 橋ですよ!
 レマゲン鉄橋! 遠すぎた橋! あるいは戦略大作戦
 戦争映画の名シーンと言えばやはり橋なわけですよ!!
 橋の端からチームメイト全員を写す絵面もにくいな!

・このアニメ、ダージリンさん特別扱いしてるよね。

・コスモスかな。空模様もなんとなく秋を思わせるけど詳しくないからわからない。
・何故か泣けるとみながいうOP。おれも泣けるというOP。
・戦車内部の絵面、またなんか詳しくなってない?
・OPに新車輌いないけど、第二話で書き下ろすの?
・砲塔を前に向けながら後退するチハたん
レオポンさんチームがレオポンさんチームとして言及したとおりの「雨が降って路面が水浸しならできるかもね」ドリフト。
・OP詐欺はありがちとはいえ、マウスと再戦するのはあり得るんですかね。
・オタクの抱える様々な劣等感を象徴しがちことエリカさん。
・まほおねーちゃんの背景でぐるぐる回ってるのなんのモチーフだろね。
・OPで存在感を放つわりに作中では出番のない猫も最終章スケールにあわせて盛々。

ゴリアテちゃん! リモコン戦車ことゴリアテちゃんじゃないか!
・サンシャモンちゃん! サンシャモン突撃戦車じゃないか! と思うけどなんで無限軌道杯のポスターに採用されてるんだろ。
・時期生徒会のお話、ドラマCDでやってるらしいけどフォローできてないんよね……。
・「だったら戦車探してないで勉強したらどうだー?」と、桃ちゃんが戦車を探していることに自然と話を接続させる角谷元会長だけど、なんの目論見があるんかなとかいちいち勘ぐってしまう。
・もう二度と廃校などという憂き目にあわないよう。
 一度きりの徒花でなく持続可能な環境を整えるべく立ち回ってるのは立派。ほんとに立派。
 でも見付かった車輌は……車輌が……見付かった車輌のことを思うとやっぱ桃ちゃん勉強してた方が良かったんじゃないかなというか……。
・あんだけ引っ張った戦う理由がだな。
・河嶋さんは無遅刻無欠席なのにというかそどこさんほんと人品の判断基準そこしかないんですね。
AO入試の説明を一年生チームにしてくれるのがバレー部チーム女子なあたり、スポーツ特待を意識している部分があったんだろうか。
ニーダーザクセン大学ってなんのことよと思って検索したけど、ドイツのニーダーザクセン州にはドイツ機甲師団の歴史を学べる士官学校教育施設が設立されたとこみたい。一般開放されて年間数万の来場者だとか。

・桃ちゃん隊長を指して傀儡隊長。
 対戦相手のBC自由学園はドイツ占領下の暫定政権こと傀儡政権であるとこのヴィシー政権から名前を拝借したんだろうけど、要するに傀儡vs傀儡であると。

・視線を集めてもひるまなくなってる西住隊長。

・風紀を取り締まる為か地下に詳しいそどこ。
 遅刻取り締まり以外にも仕事してたんね?
 そういやTVシリーズでも率先して戦車探索してた気がする。
・そういえば、TVシリーズで地下で迷ったウサギさんチームを迎えにいけと地図を手渡したのが桃ちゃんじゃなかったっけ? その頃から居酒屋どん底と交流があった?
・船舶科さん礼儀正しいよね。挨拶くらいしか台詞らしい台詞がないともいえる。
・元風紀委員と腕章をみせるそどこだけど、風紀委員も代替わりしたんね?
・そどこを連れ去って営倉(ではない)に放り込んだあげくにあの二人組は「いったいどこに消えたのよ」
・丁寧にみんな牛乳入りメニューを注文してまで「ママのミルクでも飲んでな」というお約束に導かれる展開。冷泉さんの相変わらずのミルクセーキへの執着はなんなん。
・ここまで濃厚なそどまこ。
・ガタイのいい女子ってガルパン世界にいなかったよね。ムラカミさん。

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・秋山殿がポテトマッシャーもってるのなんというか根暗男子がナイフ持って学校に行く的なガチっぽさがあるからやめて。
・熱とアルコールの紅潮を絵的に混同させていけ。
鯛焼き型の氷嚢。

・改めて思うと、サメさんチーム参戦の理由が「桃ちゃん先輩に恩義がある」て相当なご都合主義な?

・おおおおマークⅣちゃんだランドシップだ丘の船だ……。
・トランスミッターに手が入ってるのは納得よね……マークⅣが抱えていた欠点として、ギアの操作が左右分離してて、操縦するのに右の履帯と左の履帯のそれぞれに人員が必要だったらしいんよ……そんでメインのギアを操作するのに一人、ブレーキ役にもう一人で、操縦だけで四人取られるんな。ただ右に曲がりたいってだけでもそれぞれ声かけあってじゃないとままならない戦隊モノの巨大ロボ操縦並みに息を合わせないとダメだったとかどうとか。
・肉のにおいの芳香剤って実在した気がするけど検索はしない。

・河嶋さん留年の危機らしいですよという会話から自然と「ダージリン様はイギリスへ留学が決まって良かったですね」となるあたり、ダージリンさんギリギリだったんかな。
 ようやく本場の茶が飲めるというのも笑いどころかもしれない。
・あ、キューカンバーのサンドイッチだ。
・下級生は席につけれないの従卒っぽさがあってすき。

・サンダースの会話。
「大洗女子とプラウダと聖グロリアーナ。それからウチで争うことになりそうね」
 って台詞、なんか伏兵の存在を匂わせてない? 気のせい?

ガルパンお馴染みのお風呂シーンは今回サウナという形でノルマ達成ですか。
「みなと過ごすのと同じくらい孤独は大切なんだよ」
 はよくぞ言ってくれたというか、それでこそムーミンをモチーフに持つ連中であるというか。

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・トーナメント表。
 相変わらず存在感を放つコアラの森学園だけど……ん?
 二回戦の話だけど、聖グロとアンツィオがやんの?

・AKIYAMAFILM。なーんかすごーい見覚えあるMBT
 ガルパン最終章は全六話やりますっつって最初に聞いたときは「スターウォーズにするつもり?」て思ったもんだけどもやっぱ自覚的だったんね……。

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・BC学園の内部分裂が欺瞞工作だとしても、秋山フィルムをそのまんま工作として使えるくらいに組織だった工作ができるものなのか……? そもそもここ最近のお話でなく学園の歴史として根深い亀裂なわけでしょ?
 とか思ってたけど、学園内で反目があったとしても戦車道チーム内という小さな輪の中では十分にまとまれるかも知れない?
・そういえばベルばらは歌劇の演目でもあるよな。ヅカの。

・桃ちゃん隊長という編成に不安をこぼすのはだいたい冷泉さんだけど
 それだけみほ隊長へ信を置いているのかもしんない。

・観戦モニター台になってる列車砲がちゃんと線路で動いてる。
 三台に増設されてる(?)のはやっぱプロリーグへの参加だったり大洗女子という歴史的大金星で世間的注目が増してたりなど諸々の理由で予算が増えてるんかしら。

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・観客席にオレンジ色にベレー帽の見慣れない制服の一団がいるけど、今後新登場する高校?
・蝶野さんの隣に見慣れない女性がいるけど新キャラなんかしら。
・小梅ちゃんとウチの履帯は重いんだぞさん以外見慣れないメンツの黒森峰。台詞がない一方で小さく描かれてるモブさんも少なくなかったけど
・正座が美しいちはたん学園。
・下級生チームとの距離が近付いているようみえるプラウダ
・継続学園の印象的なリーゼントの三人組は何ネタなん?
・堂々と力尽きるアンツィオ

 と、ここに至るシーンでもそれぞれに、各学園は成長や今後のテーマなどが描かれてきたわけだけど、サンダースさんにいまいち変化らしい変化がみられないのは大丈夫だろうか。それは今後に持続するテーマが用意されてないということかも知れず。噛ませ犬の役割を負わされたりしないでしょうか大丈夫でしょうか。

 変化がなさげという意味ではアンツィオもそうだけど、彼女らは、西住みほが目標とする地点に自然と先駆けて到達しているわけだから、むしろ変化せずにいられるか否かという点が今後のテーマにもなりそうな予感がけどおれの予感はよく外れるからな。

・自前で整備できるウサギさんチームや、持て余し気味だった筋力をもう使いこなしてるアリクイさんチームなどこちらも細かく成長が描写されている。

・マークⅣちゃん初お披露目。電信棒を帆に見立てるの最高ちゃいます素晴らしすぎないです?
・マークⅣちゃんにはオス型とメス型があったと記憶してるけど、大砲乗っけてるのはオス型じゃありませんでしたっけ。オスが! 男が! それまで女子の花園だった女子戦車道にオスが! とか騒ぎ立てたかった気もするけど大砲と機銃両方乗ってけてるのは雌雄型と分類されてたような。
 両性具有! どのみちチンコが紛れ込んでる!!
・菱形戦車の機体をぐるりと囲む履帯いいな……いいね……モデリング班まじいい仕事……。
・船舶科チームに脅かされる一年生チームだけどサメとウサギは因幡の白ウサギ伝説で因果な仲なのである。

・桃ちゃん隊長が西住元隊長に一言求められて戸惑う構図。これまでの光景の作為的な裏返しである。
・不戦勝の話がでるたび少し残念そうな顔する秋山殿。
 そういやこのコ、ヨハネスブルグの名前が出たときに顔輝かせてたような気がするけど。

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・ところで今回おっぱい盛り気味じゃない?
 盛り気味というか。強調するアングルが多いというか……。

・いやっふーせんしゃせん開始だぁー(30分経過。
・フランス的田園風景ですよ! 史上最大の作戦ですよバンドオブブラザーズですよ要するにそういえばむしろ今までなかったのが不思議なくらいではある!
・遠景までクッキリでレンダリング大丈夫だったんかなこのシーンみたいな。
・この耳慣れたマーチ……戦車道行進曲……ひところからよくTVからも流れてくるようになったけど、新作としてこれを聴くことの安堵と満ちあふれてくる喜びたるや……。

・桃ちゃん隊長搭乗機をそのままフラッグ車に指定したことに対して「西住ちゃんの心遣いだよねー」とさらりと言えるあたりやはりあんみほ大正義。
TVシリーズでは一貫して裏目ってた桃ちゃんの指示だけど……?

・ちっこい体でぶんまわすおかげかいちいちオーバーリアクション気味になる磯部キャプテンほんまカワイイ。
・せんせい。
・会長がホシイモ以外のなにかを食べてる。ホワイトナットウ。

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・渡河にスタックした戦車を助けるウサギさんチームが涙腺にくるガルパンおじさんは少なくないはずだぜ。
 サメさんとウサギさんの相性の悪さがやや強調されてるよう感じるけどなんかの布石なんですかね。

・迷わず退避して細かい路地で車体転換もスムーズにこなすバレー部チームの操縦練度をみよ。
・角で一輌だけ残して相手を足止めして、残りは先を行き、何輌残ってるかわからなくさせるというこのシーン一発で「あれ?  BC学園のこの練度、ヤバくね?」て一気に不安が煽られるよね。
・ノーブレーキですれ違うのもなー。
 練度を表しつつ目線を交わらさず交差なんてもう相当な相棒感だしてるじゃないですか。一転して演出で「……あれ? やばくねこれ」感煽ってくるのすごい。

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・フランスのペタンクとイギリスのクリケットってどっちがどれくらい面白国技なんですかね。
・不意打ちをしかけるべく橋を渡るシーンにはちゃんと緊張感が描かれている。
 術中にハマりこそすれ油断しすぎているわけではないのだ。
・鰯の頭も信心というお銀さんの台詞だけども桃ちゃんが鰯の頭であることは承知の上なんか。
・目のいいそど子さんが風紀委員のカンで相手の待ち伏せに気付くシーン。
 風紀委員のカンで流してるけど、深読みするとさ。
 普段からケンカしあってるようにみえても実はそうでもないと直感で気付きかけてるってことだけど、
 そど子さん自身も普段からケンカしあってるけど実はそうでもないかも知れない間柄のひとがいますね? だから気がつけたとかじゃないですか? どうなんですか?

・マリーさんの乗るルノーFT17ちゃんは二人乗りなのである。
 マリー様の搭乗車の操縦主を任される生徒は責任重大であって、かつ二人きりの空間を過ごさねばならん訳だから相当近しい人物になるのじゃあるめえか。

・ソミュアじゃあ距離があると橋を落とすので精一杯かもなあ。
 でも大洗の一部車輌なら有効打加えられるんかなあ。
・そういや劇場でみてびびったけど、え、何あの長砲身。フランスって即降伏したくせにあんなパンターみたいな戦車持ってたんマジで?
 とか驚いたけど、ARL-44とかいう占領下で密かに設計されてた車輌らしいね。知らねえー。

・隊長は河嶋さんだよ。と釘を刺すお銀さんの忠義とやり手っぷり。
 彼女にとってはあくまで河嶋さんを大学にねじ込むための戦なのである。

・イナバの白ウサギ作戦。そこぴょんぴょん作戦ちゃうんや。
 解説の必要もそんなないだろうけど、イナバの白ウサギてのは、海の向こう岸に渡りたいウサギがサメを「アナタ達の数を数えてあげましょう」つって呼び寄せてその背をぴょんぴょんと渡って「やーいだまされてやんの」とかいってお仕置きくらうお話ね。古事記にも載っている。
・マークⅣちゃんは塹壕突破を目的に設計されてるんで後代の戦車と比べてもだいぶボディが長いのだ。
・お銀さんのたいへん度胸の据わったシーン。

・追いついてきた89式とポルシェティーガー。行進間射撃はまず命中しないけど、「増援がきたぞー!」と敢えて敵に報せる威嚇射撃か。
・かなり追い詰めているシーンなのに撤収判断が速く、また全員がそれに付き従う。
 統率がとれているよう感じられるし、その判断の早さは事後策があるからだろうか。

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・最後に、反目しあい、あるいはかみ合っていなかった三者が一つの画面で横並びに同じ方向へ進軍する。
 押田と安藤の不仲がどの程度まで演技だったのか。マリーは果たして暗君なのか。
 第二話未視聴である今現在はまったくわからないけれども、いかにも象徴的であり、もしかすると視聴者の深読みを誘うように歌われた「パッキャマラード」の意味は「友よ一緒に行こう」であるらしい。

・さあ、ここから第2ラウンドです。